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前回の続き:香りと記憶の関係

前回、私が香りを好きになったきっかけを書きました。


その中で、「香りと記憶にはとても深い関係性があるんです。」という一文をお伝えしました。



今回は、その部分について少し深掘りした内容をお伝えできればと思います。



アロマを勉強されている方や医療従事者の方など、


すでにご存じの方もいらっしゃるかと思っていますが、


香りと記憶が実際にどう関係しているのか、書いていこうと思います。




私たちは、日常生活の中で、ある香りをかいだとき、


ふと昔のことを思い出したり、情景や場所を思い出すことがありますよね。
(この部分については、前回のコラムで私の体験を書きました)



これは、嗅覚のメカニズムに起因しています。



私たちの身体は、精油の香りをかぐと、芳香成分(香り成分)は、
鼻腔を通り、嗅細胞を刺激し、電気信号(インパルス)に変わります。


この電気信号は、嗅球、嗅索を通り、大脳辺縁系へダイレクトに伝達されます。





大脳辺縁系には、記憶を司る海馬や、快・不快などの情動を司る偏桃体があります。



そこへダイレクトに香りの情報が伝達されるため、
私たちは、香りをかぐと記憶を思い出したり、懐かしい気持ちになったりします。



だいぶ簡単にまとめてしまいましたが、

香りと記憶や情動は、私たちの身体の中で明確な経路を経て、

結びついていることが、人間のメカニズムとして分かりますね。



香りの情報が脳へ伝わる時間は、わずか0.2秒以下と言われています。


そのため、私たちは香りをかぐと記憶が瞬時に蘇ったりします。



また、香りで快・不快を区別できるため、
危険をさけるための予防装置としても、嗅覚はとても大切な役割を持っています。



アロマセラピーを学ぶと、最初に精油の経路を学びますが、
きちんと知ることができると、理解が深まり、納得できますね。




今回は、記憶と香りの関係について書いてみました。



さらに深掘りしたいところですが、長くなりましたのでまた次回にします。




今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。